2017長野県知事賞「姨捨の棚田」

名称
姨捨の棚田
事業者名
千曲市棚田保全推進会議(千曲市)
プロフィール

姨捨の棚田は国内有数の美しい棚田であり、日本の原風景です。1999年(平成11年)には、「姨捨(田毎の月)」として、農耕地の棚田が文化財として指定を受けています。日本棚田百選選定も受け、2010年(平成22年)には、「姨捨の棚田」として重要文化的景観に選定されました。文化的にも、古くから月の名所として知られ、『古今和歌集』にはじまり、松尾芭蕉、歌川広重等により題材とされてきました。その美しい日本の原風景を求めて、全国から数多くの観光客、写真家が訪れます。千曲市棚田保全推進会議では、このかけがえのない棚田を守り、後世に引き継ぐため、農作業又は資金面により棚田を支援する「棚田貸します制度」を1996年(平成8年)から実施しています。毎年、県内県外から90組のオーナーが集まってきますが、オーナーの約半数が県外からです。イベントには家族で訪れ、オーナーの約9割がリピーターと好評です。同制度は、棚田の保全のみならず、農村と都市の交流の役割をも担っています。

講評

日本の原風景を参加型で残す1つのケースとして、姨捨の棚田は歴史的・文化的にも様々な要素が揃っています。オーナー制度や農業体験、加工品の開発、販売など“もの”と“こと”がバランスを取った状態で整うことで、今後の継続性が大いに期待されます。また、善光寺平が一望できる県内でも重要な観光資源であるとともに、「棚田貸します制度」により棚田の保全だけでなく農村と都市の交流を実現している公益性が評価され、長野県知事賞に選定されました。

Top