
自己紹介をお願いしますー

諏訪市にあります有限会社アシュラ代表の平林隆と申します。「諏訪精工舎」在職中に、現場で製作を担当しながら、腕時計デザインに興味を持ちいつか自身の商標として発表しえる意匠を練り込んできました。それが「マリー ルイーズ」に結実しました。ヴェラスケスが描いた若い王女の肖像画にインスピレーションを得て、ラヴェルが作曲した「亡き王女のためのパヴァーヌ」のように、私は腕時計の商標を「Marie-Louise」とした訳ですが、その狙いは高貴、優美、クラシックです。その型を少しずつ充実させ、ようやく9年目に入ります。
マリールイーズ腕時計についてお聞かせくださいー
マリー ルイーズ腕時計は婦人用の貴金属製で宝石などもはめ込んだ高級時計です。ブランドの認知の低い時計を販売することは、創作する以上に難しく、流通の壁にぶつかり通しですが、幸い、製作の高い技能のおかげで、他社や他店、外部デザイナー様からの製作依頼を受け存続してこられました。この間に少しずつ、作品を製作し展示会への出展や出向いての出張販売をしてきました。 その一連の作品が目に留まったのでしょか。大手化粧品会社で宝飾時計の企画、開発の時期に全作品をお見せする機会があり、出来映えに好印象を持っていただくことになりました。これが、きっかけとなりPOLA社の2004年度、新規宝飾時計デザインインに関わることになり、モデリングを行い、第一作がカタログの表紙に掲載され製造が決定することになりました。
顧みますと、ここに至る経緯の中で、
・適切な時期に適切なパートナーにめぐり会える
・速やかなデザイン提案を行い、柔軟にPOLA社の希望デザインに対応できた
(自身の感性は曲げない)
・製作、モデリング技能がある
(出来映えが評価される)
・相応の作品ストックを所有し見せられた
(作品が無いと信用されない)
・腕時計づくりに対する真剣な姿勢を伝えられた
・エプソン出身ということで腕時計に精通している印象を持たれた
以上の要素が合致し、今回の成功につながったのではと思われます。
一製作者では、製造の対応はつかないので主の外装製造はお世話になったセイコーエプソンに依頼し組立を当社で行う分業にし、秋の商機に向けた段取りとなっています。3年前にも打診があった折は、全業務をイタリアに根こそぎ持っていかれ、くやしい思いをしました。今度は高品質の日本製ムーブメントを内蔵し、高い完成度の個性的な作品です。
長野県のデザインについてお聞かせくださいー
この業務を東洋のスイス諏訪といわれた伝統の地に受注できた点が大きな成果であろうと思います。信州の恵まれた自然、空気、水、美しい山並のシルエット、湖、清潔でクリーンな印象の長野県のイメージを生かさない手はありません。エプソンのウォッチ事業は塩尻地区に移動してしまいますが、私は諏訪湖のほとりで諏訪の名前にこだわりと誇りをたくして活動する覚悟です。40年間かかり「東洋のスイス諏訪」という形容が形づくられたのですから容易に捨て去ることは得策でなく、むしろその伝統を脈々とたね火を絶やすことなく継続したいのです。そして、県各地から生産される高度の部品事業をたての糸で結び、コーディネイトする企画、デザイン会社が興って欲しいものと願っています。これが、地域の自律性の向上になり、活性化につながってゆくものと思うからです。
ありがとうございました、最後に今後の抱負をお聞かせくださいー
将来においても、美しく高品質の時計づくりを通して実力とツキの有る人にお会いでき、楽しく生活して参りたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
平林さんの作品
平林 隆
有限会社アシュラ代表
〒392-0016 諏訪市豊田有賀3439-1
TEL : 0266-53-2411
FAX : 0266-53-8211
URL : http://marie-louise.info/index01.htm
E-mail : asrwatch@po12.lcv.ne.jp
記:松本多希馬(NetCom推進部会)








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