05 湯本 順一さん(オリオン機械株式会社)

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残念ながら湯本さんは2010年3月に他界されました、
湯本さんの生前のご活躍をここに記録し、ご冥福をお祈りいたします。

自己紹介・事業所の紹介をお願いいたしますー

オリオン機械株式会社は酪農機械(搾乳機等)、産業機械(エアードライヤー、産業用チラー、ドライポンプ、ジェットヒーター等)の設計・製造・販売を行っています。私が所属しているデザイングループは男性4名、女性1名で、主に製品デザイン、製品シール類のデザイン、カタログ・取扱説明書の作成等、プロダクトからグラフィックまで一連のデザイン作業を担当しています。私は他部署からの希望転属でこの部署に来てから、早、12年がたちました・・・・。

最近のお仕事についてお聞かせくださいー

今年度前半は、「ジェットヒーター」のモデルチェンジをメインに行っていました。弊社の「ジェットヒーター」は1965年の初号機(国産初)発売から今期で40年目を迎える息の長い商品です。今回のモデルチェンジでは、安全・快適・経済性はもちろん、地球環境と人々の健康に配慮した設計がコンセプトでした、加えて「ジェットヒーター」のブランド化も見据えた開発となりました。「オレンジのヒーターは、オリオン」と言われるほど代名詞的イメージであった色を今回のモデルチェンジで変更しました。従来の塗料成分は鉛等の有害物質を含有していたため、外筒色は無鉛塗料を採用するとともに、環境にマッチした清潔感のあるアイボリーホワイトとしました。デザイン画によるアンケートの実施、塗料の成分調査、経営者層の理解等があり、今回のカラーリング変更が実現しました。また、型式シールも黒地にオレンジのインパクトあるものに変更しました。また、カタログ等の販促グッズには「進化したジェットヒーター」と「JET HEATER」ロゴをセットにした物を使用しました。社方針として、近い将来、弊社の他ヒーター関連機器すべてを総称して、「ジェットヒーター」と呼んでいただけるよう、ブランド戦略を強力に推進していきます。


湯本さんの仕事
・・・モデルチェンジした「ジェットヒータ」 ・・・   ・・・「ジェットヒータ」 の販促ツール・・・

本県のデザイン振興への想いなどありましたら、お聞かせくださいー

昨今の情報技術の発達により情報の受発信には地域格差が無くなり、地方、中央という地理的制約が益々薄くなってきたと感じています。地域格差が無いということは、逆に地域特性も表現しにくいのではないでしょうか。長野県という地域特性を武器に出来るようなデザイン活動が今、必要と考えます。弊社もようやく「経営資源としてのデザイン」の必要性と「ブランド」の大切さに気付き、今まで培ってきたもの(製品はもちろん、技術・サービス・信頼など)を元に意識的に「ブランド」として表現していく方向に進み始めました。「ブラ ンド」は一朝一夕で出来る物ではないと思いますが、ユーザーにそう感じてもらえる様、「仕掛け」をして、継続していかないと定着していかない物だと思っています。あくまでも「ブランド」と認識するのはユーザーだと思います。 そのような中、長野県デザイン振興協会の活動に県内の技術者、デザイナーが数多く集い、最新情報の入手・共通 の課題(問題)を解決していく事で、「経営資源としてのデザイン」・「ブランド」の必要性を理解し、それを実現していく力と環境が作れるものと確信しています。
記:松本多希馬 (NetCom推進部会)

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