「信州ブランドアワード2006」選考結果

sba2006

「信州発の優れたブランドを選考する」本アワードは、今年で3年目を迎えます。

選考基準は前年同様、

「志向性(考え方)」
「情報伝達性(情報発信)」
「表現性(デザイン性)」
「地域性(信州らしさ)」
「将来性(継続・発展性)」

の5つとし、先ず、ノミネート委員が選考したブランド(推薦・公募)を一点ずつ検証し、14のブランドの「入選」を決定しました。そして、その中で総合的に最も優れたものを「大賞」、特定の指標に優れたものを「特別賞」とすることで選考を進めました。



 

大賞

■諏訪圏工業メッセ
2002年の開始から短期間で大きな成功を収め、地方産地が行う国内最大級の工業専門展示会として知られています。精密加工技術に強い諏訪地域6市町村の官民が一体となって、産地開催による諏訪圏ならではの集積効果を活用したメッセを核として、地域のブランドとして内外に発信することで地元に「誇り」を再興し、地域の産業・文化を発展させようとする志向性・地域性・将来性などを総合的に高く評価しました。

特別賞

■みすずコーポレーション(MISUZU)

■ぱてぃお大門 蔵楽庭

■OH!LA!HO BEER

「みすずコーポレーション(MISUZU)」
地域に根ざした伝統ある食品づくりを強みとしており、情報伝達性(情報発信)や表現性(デザイン性)の積極的な展開を評価しました。

「久星」
県下でかりんとうブランドとして広く浸透し定番化している実績がある上に、05年春にオープンした「蔵久」に見られる独自性を活かした高品位な情報伝達性と志向性を評価しました。

「OH!LA!HO BEER」
ビールづくりの地域性と高品質を目指す志向性が、他と遜色ない高いレベルにあると評価しました。

「ぱてぃお大門 蔵楽庭」
将来性への課題について指摘もありましたが、地域発の提案に基づいており、街づくりの新しいアプローチ(スタイル)として他県からも注目されている点を評価しました。

● 総 評

全体としては、志向性(考え方)・地域性(信州らしさ)での評価に比べ、表現性(デザイン性)・情報伝達性(情報発信)・将来性(継続・発展性)において課題が大きい傾向が初年度から続いております。これは、社会に貢献しようとする意志や、地域資源の有効活用がしっかりしている割には、それらを上手く表現したり伝えたりすること、またそれを継続する体制面で問題が大きいことを示しており、特に留意して改善しなければならないことと思います。

また、選考過程では昨年課題に挙げられた地域や産業別に偏りがないように留意しながら、特に今回はこれまで比較的挙がっていない1次産業に積極的に注目しました。
目下県下1次産業には独自のブランド形成を目指した動きが見られ、それを推奨する意味も込めて「千代幻豚」や「やえはら舞」をノミネートしました。

● 終わりに

今回選考した14のブランドは過去2回と加えて、信州を代表するブランドと評価できるものであり、今後も継続的・積極的な活動によって他の目標となって信州全体のブランド価値向上をリードしていただくよう希望します。

本アワードを以降5年・10年と継続するよう期待する声も寄せられています。地方の再生・自立に向けたブランドづくりの動きが全国各地に広がる中、県下でもそれらへの関心や理解は徐々に高まっていますが、以降そこから実践の展開へと移って行くことが強く望まれるところです。
信州の豊かな資源をベースに多くのブランドが次々と生まれるには、県下全体が協調し発展的に施策を継続することが不可欠です。本アワードが、そのような活動から生まれるブランドにフォーカスし、それらを広く知っていただくことで今後も役割を担うには、次回以降の選考方法やボランティアに頼らない推進体制の改善も必要になります。関係各位の更なるご理解、ご協力を頂戴したいと思います。

2006年9月22日

デジタルコンテンツ制作・企画など。

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