「信州ブランドアワード2015」選考結果


「信州ブランドアワード」は、当地の優れたブランドを選考・周知して地域の魅力を高め、信州全体のブランド価値を底上げしようと2004年に始まり、今回12回を迎えました。

「志向性」「表現性」「情報伝達性」「地域性」「継続発展性」 この5つの指標でブランドを選考するアワードで、これまで入賞したブランドは100を超えています。

今回の選考では公募と推薦で挙がった「個別ブランド部門」21ブランド、「企業・事業ブランド部門」19ブランド、「地域ブランド部門」14ブランド、計54ブランドから、先ずブランドアワード推進委員会で「個別ブランド部門」4ブランド、「企業・事業ブランド部門」6ブランド、「地域ブランド部門」5ブランド、計15のブランドに絞り、選考委員会に諮りました。それらを審議した結果、14ブランドが入選いたしました。

その中から、部門を越え総合的に最も評価の高いブランドを「大賞」、各部門内で特に優れたブランドを「個別ブランド部門賞(本年度は該当なし)」「企業・事業ブランド部門賞」「地域ブランド部門賞」、そして全部門を通して特に地域公益性の高いブランドを「長野県知事賞」に選考しました。

また、今回は新たな試みとして、立ち上げ間もなくとも今後そのブランド力向上が大いに見込まれる2ブランド(「アルカンヴィーニュ」と「信州若者会議」)の入選を決定いたしました。委員会としましては、発展継続が見込め、信州ブランドの価値向上への貢献が期待される新規ブランドも選定する仕組みを次年度以降設定できるよう検討してまいります。

 

大賞

 

aizawa

名  称:相澤病院 陽子線治療センター
事業者名:社会医療法人財団慈泉会相澤病院(松本市)
分  類:個別ブランド

[プロフィール]
相澤病院では集学的がん治療を目指し、その拠点となる「がん集学治療センター」を2007年に開設。翌2008年には「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けています。
2014年9月に甲信越で初めて、全国で10番目となる陽子線治療施設「相澤病院 陽子線治療センター」を開設しました。同年12月には先進医療の届出が受理され、保険診療との併用が可能となりました。2015年5月には呼吸同期照射も可能となり、さらに治療の適応範囲が拡大しています。なお、この施設に設置されている陽子線治療装置は、世界で初めてとなる上下配置式を採用しています。

[講評]
県内、近隣県の患者さんをはじめ、全国各地からも、陽子線治療を行える環境を整えた「志向性」が特に高く評価されました。また、身体にやさしい治療を行うため、治療装置と施設がデザインされている「表現性」、そして「がん治療の新たな希望へ。」というキャッチコピーにのせてさまざまなメディアを通しての積極的な広報活動も高い「情報伝達性」の評価につながっています。長野県民にとっては、最新の治療を県内で受けることができるため地域への貢献も高いうえ、県外はもちろんアジア圏の患者さんを受け入れるインバウンド事業への展開などの「地域性」「継続・発展性」でも評価がされました。以上、全ての指標で高い評価を得て大賞に選定されました。

 

 

個別ブランド部門賞

該当なし

 

 

企業・事業ブランド部門賞

 

mars_whisky

名  称:マルスウイスキー
事業者名:本坊酒造株式会社  信州マルス蒸留所(上伊那郡宮田村)
分  類:企業・事業ブランド

[プロフィール]
1872年創業の歴史をもつ本格焼酎製造販売メーカー、本坊酒造が世界を見据えた洋酒部門として1960年からウイスキー製造をスタートさせました。これが「マルスウイスキー」の誕生です。その後、ウイスキー造りの理想的な環境を求め、1985年に中央アルプス駒ヶ岳山麓の宮田村に信州マルス蒸留所が開設されました。寒冷地で適度な湿度があり、何より良質な湧き水を有しており、まさにウイスキー造りの理想郷です。
2013年イギリスで開催された世界的なウイスキーコンペティションである「ワールドウイスキーアワード(WWA)」において世界最高峰の「ワールド・ベスト・ブレンディッドモルトウイスキー」を受賞致しました。

[講評]
信州の理想的な環境において長い年月熟成させることで、世界的に権威あるウイスキーコンペティションで世界最高峰の賞を受賞した他には真似できない唯一無二の価値あるウイスキーを育てている「志向性」「地域性」が特に高く評価されました。蒸留所内工場見学施設を開放しての情報提供や、海外まで展開するセミナー、プレゼンテーション活動といった積極的な「情報伝達性」も評価されました。

 

 

地域ブランド部門賞

 

hakubavalley

名  称:HAKUBAVALLEY
事業者名:一般社団法人白馬村観光局(北安曇郡白馬村)
分  類:地域ブランド

[プロフィール]
2001年度から白馬村内スキー場が共通リフト券を販売し、一体的に地域をPRしたのが始まりです。2012年2月に白馬村・小谷村の9つのスキー場で「白馬オールマウンテンチケット」を発売。その後、大町市も含めた11のスキー場で利用できる「HAKUBAVALLEY」リフト券が誕生。平成26年2月には、一般公募したロゴマークが決定。これにより、3市村にまたがる北アルプスのスノーマウンテンリゾートエリアを総称する呼称として「HAKUBAVALLEY」が確立しました。世界各地で開催されるイベントでHAKUBAVALLEYをPRしたり、現在では、グリーンシーズンも含めた国際山岳観光エリアとしてのブランド名になっています。

[講評]
各市村、スキー場の枠を越えて、統一ロゴマークを使用しHAKUBAVALLEYとしての地域ブランドの知名度の向上につなげている「表現性」が高く評価されました。また、北米、豪州、南米、日本の世界に誇るトップクラスのスキーリゾートが連携する取組に「HAKUBAVALLEY」として日本で初参加するなど、海外に向けての国際的山岳リゾートブランドとしての「継続・発展性」も評価されました。

 

 

長野県知事賞

 

night_tour

名  称:天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー
事業者名:スタービレッジ阿智誘客促進協議会(下伊那郡阿智村)
分  類:地域ブランド

[プロフィール]

2007年に、環境省の実施する全国星空継続観察によって第一位に認定された阿智村の星空を、地域活性、観光活性に活かし誘客促進することを目的として官民一体で協議会を立ち上げ、ツアーの企画運営をしております。自然豊かな信州阿智村の富士見台高原ヘブンスそのはらのゴンドラを、夜に動かし星空を楽しんで頂く内容となっております。

今年度は多くの企業、団体とタイアップし、星に関連する事業を展開しております。サンリオの人気キャラクター『リトルツインスターズ』を村の親善大使に迎えたり、プロジェクションマッピングの第一人者『NAKED』とタイアップした空間演出を実施したり、事業拡大を図っております。

[講評]
エンターテイメントにウエイトを置いた独自のナイトツアーを実施する「志向性」旅行離れが進むといわれる若年層夫婦、カップルをメインターゲットに置き、すべてのアイテムデザインを、ターゲット層に合わせてデザインした「表現性」「情報伝達性」が特に高く評価されました。その結果、県外からの多くの集客につながっている点が評価され、長野県知事賞に選定されました。

 

 

入選

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名  称:南木曽ろくろ細工
事業者名:南木曽ろくろ工芸共同組合(木曽郡南木曽町)
分  類:個別ブランド

[プロフィール]
ろくろ細工は、厚い板や丸太をろくろで回転させながらカンナで挽いて形を削り出す伝統技術で、その様子から「挽物」と呼ばれています。南木曽地域では江戸時代から木曽谷の広葉樹をろくろで挽き、手技を尽くし材の良さを活かした品々は全国に知られ、白木の盆や椀を造って名古屋や大阪方面に取引されてきました。南木曽は全国でも有数のろくろ細工の産地として知られ、職人が「木地師」と呼ばれることから「木地師の里」と呼ばれています。南木曽ろくろ細工は、伝統と高い技術が認められ1980年に経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されています

 


 

ontake_hyakuso

名  称:御岳百草丸
事業者名:長野県製薬株式会社(木曽郡王滝村)
分  類:個別ブランド

[プロフィール]
長野県と岐阜県の県境にある標高3067mの独立峰、御嶽山は古くより修験者の修行の場として知られています。江戸時代後期には山岳信仰の広がりとともに、修験者の必需品であった「百草」の効能が全国へと知られることとなりました。百草はミカン科の広葉樹キハダの内皮(生薬名:オウバク)のエキスを煮出し、煮詰めたものを竹の皮などで包んで各家々で販売されてきました。1937年に百草の特徴を生かし飲みやすい丸剤として創生されたのが「御岳百草丸」です。御岳百草丸のキャッチフレーズは「おなか元気で毎日えがお」ですが、胃腸の健康こそ体の健康につながるとの考えから生まれたものです。今後もこの考えを広めるべく努力をして参ります。

 


 

greenmark

名  称:グリーンマーク
事業者名:信州ハム株式会社(上田市)
分  類:個別ブランド

[プロフィール]
「グリーンマーク」とは信州ハムが1975年に販売を始めた化学合成添加物を使用しないでつくるハム・ソーセージにつけるシンボルマークです。「食べてくださる方たちに安心・安全な商品を届けたい」という強い意志のもと研究をスタートし、今年で40年を迎えました。グリーンマークが誕生する以前、主流は周囲を着色したプレスハムや赤ウインナーでした。しかし食の安心安全への関心の高まりや健康志向増加、原材料表示の多さの指摘などから、そのような消費者ニーズにこたえるべく無添加とはなんだろう、と考え研究をいち早くはじめました。母から子へ子から孫へ伝え継ぎたい安心安全のブランドです。

 


 

hikariya

名  称:ヒカリヤ
事業者名:Six Sense株式会社(松本市)
分  類:企業・事業ブランド

[プロフィール]
1887年に建てられた松本の名門商家「光屋」をリノベーションして2007年ヒカリヤは誕生しました。京会席の手法に信州素材をとり入れた日本料理「ヒカリヤヒガシ」と信州素材を中心にとりいれたオリジナルスタイル ナチュレフレンチを提供する「ヒカリヤニシ」があります。ヒカリヤのコンセプトは「地産地消」「信州のクオリティー高い農産物を地元で食し、長寿県日本一の長野を体験していただく場としてヒカリヤはつくられました。2013年3月には東京へも進出し、ここで信州の素材のクオリティーの高さを発信しております。

 


 

jwarc

名  称:アルカンヴィーニュ
事業者名:日本ワイン農業研究所(東御市)
分  類:企業・事業ブランド

[プロフィール]
日本ワイン農業研究所株式会社JW-ARCは、アルカンヴィーニュ(ARC-EN-VIGNE)ワイナリーを設立し、この地域で急速に拡大するワイン用ブドウやリンゴを受け入れて高品質なワインやシードルを製造するとともに、「千曲川ワインアカデミー」を開講し、これからワイン製造に関わろうとするワイングローワー達が栽培・醸造・ワイナリー経営を学べる場を提供しています。私たちは千曲川ワインバレー地域に小規模ワイナリーが集積することで、荒廃した田園が美しくよみがえり、ワインづくりのARC(弧)が広がって、農業をベースとした豊かで持続的なライフスタイルがこの地域に根付くことを願っています。

 


 

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名  称:納豆の村田
事業者名:有限会社村田商店(長野市)
分  類:企業・事業ブランド

[プロフィール]
1951年、初代村田兵衛が当地長野市で創業しました。戦後ゼロからスタートしたので、俳人、小林一茶の「痩せ蛙 負けるな一茶 此処にあり」の俳句を自分への励ましの意味で最初の商品を「一茶納豆」と命名したのが始まりです。1989年に工場を改修し北海道産などの国産大豆の納豆を多数開発しました。3代目社長へ引き継がれたことを契機に長野県産大豆に特化した納豆開発を進め、松本市の有限会社浜農場の契約栽培をはじめ、県内各地の生産者との契約栽培へと拡大していきました。また、ロゴも一新し、納豆専門店「納豆の村田」ブランドを確立しました。2013年開催の全国納豆鑑評会では道祖神納豆が最優秀賞に選ばれ日本一になりました。

 


 

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名  称:信州若者会議
事業者名:一般社団法人信州若者会議(上田市)
分  類:企業・事業ブランド

[プロフィール]
2013年6月、渋谷ヒカリエにて開催されたイベント「信州若者1000人会議」を発端に発足。翌月法人化。高校卒業後、県外へ進学する信州ゆかりの若者と信州企業のマッチング・情報発信・若者の自主企画のサポート等を行い、若者たちが活躍できる舞台を整えています。高校卒業とともに県外へ進学する信州ゆかりの若者。彼らには信州の情報を収集する方法、信州に貢献するための活動をする舞台が用意されていませんでした。彼らに信州の情報(就職求人・信州で働く先輩)を伝え、信州のために活躍できる機会を用意することで、信州へのUターンを志す若者を増やしています。

 


nakamura_magic

 

 

 

名  称:Nakamura MAGIC
事業者名:中村製作所株式会社(上伊那郡箕輪町)
分  類:企業・事業ブランド

[プロフィール]
1962年、長野県の地に精密加工部品メーカーとして創業以来、今日に至るまで54年間、長野県人らしく独創を追い続け、「世界初」に挑戦し、多くのパテント、ノウハウを生み出してまいりました。マーケットは長野県内をはじめ関東一円から全国、現在では世界中に拡販しています。弊社製品をご使用くださっているお客様からは必ず “どうやって作っているんだろう?不思議だな。” との声が寄せられるため弊社の技術ブランドはお客様の声をそのままに「Nakamura MAGIC」といたしました。これからも世界中からニーズを掘り起こし、ものづくりに励み、多くの感動を提供していきまいります。

 


 

kyouto

名  称:杏都
事業者名:千曲商工会議所(千曲市)
分  類:地域ブランド

[プロフィール]
日本一の杏 の里である長野県千曲市の杏を使用した加工品ブランド、杏の都と書いて「きょうと」と読みます。杏加工品をブランドとして確立することによって杏の付加価 値を高め、重要地域資源である杏を守っていきたいという願いが込められています。2009年度から構想・商品開発を進め、2013年4月より販売を開始。 現在は8つの事業所が参画し、千曲市内の各店舗や屋代駅ウェルカムステーションを中心に、県内各地や銀座NAGANO等で好評販売中です。展示会や販売会 にも積極的に出展し、これまでに数多くのテレビや新聞などにも取り上げて頂いております。

 


 

nagisoneko

名  称:なぎそねこ
事業者名:南木曽町ねこ製作組合(木曽郡南木曽町)
分  類:地域ブランド

[プロフィール]
南木曽町では、古くから伝統的工芸品がつくられており、その作業の折りに手元の邪魔にならないようにと半纏の袖や前身ごろをなくし、冷える背中だけを暖めるよう工夫されてきました。それが「ねこ」です。「ねこ」は昔から各家庭につたわる型・手法で手作りされているため、作り手さんにより形や作り方が少しずつ異なります。手作りならではの着心地で、着ていることも忘れてしまうほどの心地よさをもっております。

 


 

 

 

[信州ブランドアワード2015選考委員] 順不同・敬称略

土屋 修三
信州ブランドフォーラム開催実行委員長 (選考委員長)

中村 正人
長野県観光部 信州ブランド推進室 室長

五味 英紀
地域資源製品開発支援センター 総合プロデューサー

小澤 吉則
一般財団法人長野経済研究所 調査部長

禹 在勇
長野大学 企業情報学部 教授

岡 正子
岡学園トータルデザインアカデミー 校長

鈴木 進
長野県デザイン振興協会 理事

 

[信州ブランドアワード2015推進委員] 順不同・敬称略

早川 一夫  株式会社電弘 (委員長)

塚田 文武  カシヨ株式会社 (副委員長)

堀内 明美  長野県観光部信州ブランド推進室

北野 哲彦  長野県工業技術総合センター 環境・情報技術部門

笠井 宏美  一般社団法人信州・長野県観光協会 銀座NAGANO

荒川 清司  株式会社まちなみカントリープレス

加藤 加奈子 信越放送株式会社

戸谷 英俊  株式会社ながのアド・ビューロ

辻 圭介   長野県デザイン振興協会 (事務局)

 

[主催]

信州ブランドフォーラム開催実行委員会
長野県デザイン振興協会/長野県/一般社団法人長野県経営者協会/長野県中小企業団体中央会/
一般社団法人長野県商工会議所連合会/長野県商工会連合会/信州大学/長野大学

 

[お問合せ]

長野県デザイン振興協会事務局
〒380-0838 長野市県町584番地 長野県経営者協会会館内
TEL:026-238-6360 FAX:026-238-6442
E-mail:contact@ndpa.jp

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